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ミッドナイトダーリンを追いかけて、
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あたまいてー。


あくじょとかそんな記事。
(タイトル未定)2800字くらい。見開き1Pだった^^どうしよう^^

「この二十万の鞄、質屋で見積もってもらったら四万にしかならないって。信じらんない!」
友人が呟いた言葉に私は食べかけのパスタを詰まらせた。本革で出来た二十万の塊を見詰める彼女の眼差しは真剣だ。話を聞くと、金が無いので誕生日に贈られた恋人からのプレゼントを質屋に入れようと試みたという。
私は彼女に惚れ込んだ恋人に同情すると同時に、改めて悪女が街に溢れ返っていると思い知らされた。
悪女を構成しているものとは何だろうか。きっとそれらは本能に近いものでありながら、執着することでより妖艶さを増し、彼女たち自身もそれらに魅入られる恐ろしさを含んでいるに違いない。どんな女性もそれらを不必要に思うことは無いはずだ。

美しさに魅せられて

美しくなる、その魔法の言葉に女性は弱い。
いつの時代の女性も永遠の美しさを追い求め、そのための努力をし続けてきた。エリザベート・バートリはそんな自らの美しさに取り付かれた悪女である。
彼女は少女時代、姑に美しすぎると咎められ、厳しい教育を受けてきた。冷たく無感情の美少女となった彼女は、姑に解放された時自分の美しさに酔いしれたという。
そんな彼女も老いには逆らえず、自らの美しさを保つことに頭を抱えていた。そんな時、ひょんなことから若い女の血に触れると、美しくなった錯覚を覚える。それから彼女はたらいの中で女中を鞭で打ち、切り傷をつけてはその中の血を全身に塗った。
古来より、若い処女の血は美容に特効を表すといわれているが、彼女の残虐性はまさに美しさに執着した為に起こったものではないだろうか。
さらに彼女は若い娘を六、七百人連れ、ある時は鉄の処女や箱詰めを用いて針を突きつけ、ある時は火かき棒を頬に押し当て、両手で口を裂き、氷に漬け、溢れ出た鮮血を自らの美しさのために最大限活用させた。
惨殺が発覚し、彼女は終身刑によって美しさの影さえ残さずに息絶える。しかし、冷たい表情の女性が美しさに執着し、血を浴びる妖艶な姿を一度は見てみたいと思うのが男心であるのではないだろうか。

金は命にも勝る

金は人間にとってなくてはならないものであり、同時に人間を狂わせる最大要因だ。
そのために、悪女と化したブランヴィリエ侯爵夫人(マリー・マルグリット・ドーブレ)は金に執着し、ギャンブルに耽っていた。借金まみれとなった彼女が手を伸ばしたのは毒薬研究である。
当時、毒薬の売買に法的規制がない上、死体から毒物を検出するのが難しいことから毒殺は完全犯罪に近いものであった。彼女はそれを確実なものにするために、人体実験を行う。慈善家として、病院の患者たちに菓子や果物を振る舞い、美しい笑顔を振りまいた。勿論、これらには少量の毒薬が混入されており、患者は次々と不審な死に方を繰り返し、毒薬は完全犯罪の手段になっていく。
まずは父親の莫大な遺産を手にいれようと計画して父に毒を盛り、次に独り占めするため二人の弟を毒殺する。それらが上手くいくので、女中や誘惑して遊んだ青年を殺し、最後に自分の夫をも殺してしまおうとした。しかし、愛人によって邪魔され、そこから犯行が発覚。
ギャンブルに手を染め、金に溺れ、殺人に躊躇いがなくなった彼女は死の直前も反省することもなく、どうして?と訴えたそうだ。
執着心が根強くある本能的な欲求は狂気へと人を変えていく。それは難しいことではない。彼女は命と金を天秤にかけたとき、金が勝った。それだけなのだ。

男と力に溺れ、野心と嫉妬心を燃やす
(則天武后たんの資料間違えちゃって、男大好き!ちんこは3Mないとイけません!って文献とってたはずなのに、則天武后たん政治超がんばった!って話しかなかったから、これ来週までに書きなおしたいから見逃してくれるだろうか、っていうのを書く)

中国三大悪女の一人、則天武后は男に執着した一人である。中国史では唯一無二の女帝として知られ、晩年まで劣ることの無い性欲で男を求め続けた。
 彼女は唐の三代皇帝に寵愛され後宮に入り、皇后や多くの妃を野心によって退け、皇后の座については政治の実権を握ることとなる。
 当時の中国で女性が権力を握ることは、儒教の教えにより信じがたいことであった。それにも関わらず、彼女の時世は厳粛政治と密告制度を基本にする恐怖時代であり、彼女の持つ女性の象徴のような執着心の強さにより世界は確実に変わっていく。
例えば嫉妬深いことから、皇帝から寵愛をうけた女性を殺し、権力を手放せないことから、実子を殺し、官僚なども含み歴史上で自分の親族だけをここまで殺し続けた女性は他にいないといわれている。性欲に溺れすぎた彼女を助ける男性はもう居なかった。

女性が求める権力
(ベスは何が悪女だったのかよくわからなかったから、海賊あばれんぼう!だった時代あうあうなかんじでかいた。けどこれはもうひどい。徐々に酷い)

さて、三人の悪女を簡単に紹介したが、彼女たちの共通をあげると、悪女要素が彼女たちに根付いていたことにお気づきだろうか。美・金・男、その三つの要素のうちどれか一つにでも執着心を見せることにより、美しく可憐な女性は悪女へと変わってしまう。
それらに執着するきっかけは些細なことであり、生まれた時から悪女として生きたわけではない。本能に似た欲望が彼女達の悪の華を咲かせるのである。
ここで、男性の場合を考えてみることにしよう。男性が魅せられるものは、金・女(性)は共通するが、美しさは全ての男性が望むとは思えない。男の強さを象徴する権力、富ではないだろうか。男性は金を求め、女を求め、力を求める。そう仮定するとき、男尊女卑の世界で女が最後に求めるものは男性性、つまり権力だと考える。
美・金・男よりも権力を居った女性がエリザベス一世だ。
少女時代の彼女は波乱に満ちており、二十五歳で即位すると米国を我が国にしようとこぞってプロポーズが殺到した。その時、彼女が告げた名言、
「私はすでに国家と結婚しています」
聡明な彼女は一国の女王として、自分の行動の自由を確保したのは賢い悪女であるといえよう。さらに、内乱をできるだけ長引かせ自国の平和を保とうとしたり、カリブ海でスペインの船を遅い積荷を没収するとい海賊行為をひそかに奨励したりと、自国の繁栄のもとを作った彼女は、自分が女性であることを利用しながら男性にも真似できぬ手腕で統治したのだ。

溢れかえる悪女

女性も男性も何らかの欲を追い求めてきた。それが今現在、我々の住む世界を作った基盤だといっても過言ではない。悪女たちはその世界を最も身近に感じてみつめてきた。その結果、美しさを追い、金を求め、男を欲したのではないだろうか。
 例えば、エリザベート・バートリが醜かったら。ブランヴィリエ侯爵夫人が強運の持ち主だったら。則天武后の計画が上手く行かなかったら。彼女たちはその残虐性を持ち合わせていなかっただろうか。いや、きっと異なった方向から環境や世界が彼女達を悪女と化していたに違いない。そう考えれば、私の隣に悪女が美しい姿勢で佇み、冷酷な笑みを向けていても不思議ではないのだ。
 現代の悪女たちは、欲望が手の中に入りやすい環境に居る。紹介した彼女達のように明確ではないだけで女性はほとんどが内なる悪女性を胸のうちに眠らせているのだ。女性が求めているのは美しさか、それとも金か、男か。はたまた権力か。
 私の友人は元二十万だった四枚の札を持って、何を求めるのだろう。まだ鞄の形をとどめているそれと、私と同じものを食べる彼女の三百円のパスタを眺め、最後の一口を喉に通した。


しらんがな^^
もうマジで眠たいのが手にとるようだ。超頑張ったのエリザベートたんまで。
総悟総悟!とかやってたときまでは元気だった。

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