思いの外きもい

ガチャガチャきゅ～っとふぃぎゅあっと！なジャックはリュークですな


忍足と跡部の報われない話。

彼等は一緒にいられない、とお互い判っていても口には出来ないんです。
どちらかが口にしてしまったら、その時が予定より早く訪れて来てしまいそうだから。
だけど、何時か来ることを判って毎日を過ごしているんです。
泣いて求めたって手に入らないと理解はしているんです、泣き叫べるほど子供じゃないし、全てを受け入れられるほど大人じゃない、だから焦燥してしまう。

ある日、何気なく体を合わせて何時もと同じキスをしているだけなのに、忍足の色の違いを感じ取った跡部が、ああついに今日なのか、と知ってしまうんです。
忍足も跡部が感覚でインサイトすると知ってあえて心を開くんですよ。
どちらかというと常に冷静を保っている忍足のがこういう時動揺してしまうんだね、僅かな乱れを跡部に悟られぬよう心掛けるんだけど、心開ききった相手には閉じきれないんですよ。
だから、激しく抱いて跡部の体に自分という存在を残したい衝動と全身優しく包んで愛してやりたい衝動がぶつかって、常日頃から何事も器用に実行する男が中学らしい(？)ジレンマを抱いているのも跡部は悟るんです。だから顔をあわせたらつい悲しい、よりもはにかんでしまう。
家を出る時キスをしても此の腕の中から離れられなくて、明日が来なければいい…いっそ消えてしまえばいいと思いながら、どちらからともなく行ってきますの無い朝を受け入れてしまった、もし過去が過ちなら、自分とお前が出会ってしまったことを後悔しなければならない、だから




…すまん、勢い余ってしまった。なんだあたし。

反省はしていない