Kが本当愛おしいです。
Kがパーンとなるところを頑張ったんですが、この人すごくあたまいいんだろうなーと思います。
ちゅうにってかわいい。
「皮肉にも沙都子を救うための手段のほとんどに資本を必要だとされたのに対し、
あの男を抹殺する方法のほとんどにはまったくと言っていいほど資本はかからない。
最低限の投下資本であの男は抹殺できるのだ。最低限の資本と吊り合う程度。
それがあの男の命の重さの程度なのだ。」
「沙都子の自宅周辺の地形を再構築。時間帯で変動する通行量。周辺住民の行動アルゴリズム。」
「こうして考えると、殺すという行為がどれほど簡単かわかる。
証拠が残ってもいいなら、ただ殺すだけなら、誰だってお手軽に殺人なんか犯せたのだ。
でも理性がそれを止めるのだ。やれば必ず逮捕されると。
結局、殺人行為を思いとどまらせる究極の抑止力は、警察に逮捕されるということだけなのだ。
(下らない!)」
「今すぐこの教室を抜け出し校庭で金属バットでも拾ってあの男の家を襲う。推定所要時間は25分。
刺し違えるつもりなら、秒に直してわずか1500秒以内に遂行できるのだ。
あの男がいかに生かされているかがわかる。
俺が決意してわずか1500秒でこの世から放逐されてしまう程度の存在なのだ。
俺が決意したら余命わずか1500秒。
いや、駆け足でヤツの家を目指せば、その余命はさらに縮むだろう。
でもあの男は生きている。
沙都子を身も心もズタズタにし、今この瞬間も生き永らえている。
どうして?!
俺が生かしているからだ。
俺が、あいつに生きることを許可しているからまだ生きていられるのだ。
俺がその許可をやめれば、1500秒でこの世から退去しなくてはならない。
てめぇに、あと1500秒も地上の空気を吸わせるかよ。
そんな許可、今この瞬間から全て取り消す。
今日まで永らえたことをこの俺に感謝せよ。
だが実際には1500秒以上いる。」
「俺はお前ごときに手を汚したことなんか、寝る前に歯を磨くことくらい、自然で当たり前に忘れてやる。
そのために、貴様に1500秒以上の余命を特別に許そう。」
とりあえず、真剣になれると思った。
ひぐらしだいすきだ。