心理パラドクス
何か凄く難しかった。
心理は好きなんだけど、数学がやっぱり苦手で。
面白いなと思ったのをいくつか。
「囚人のジレンマ」
コンビを組んでスパイ活動をしているあなたと相棒は警察に捕らえられ、別々の取調べで尋問を受けている。
罪を自白すれば、それだけで減刑してやるという取引を検察からもちかけられた。
a.あなたも相棒も黙秘すれば、不法入国の罪だけなので二人とも半年間拘留される。
b.あなただけが黙秘して相棒が自白すれば、相棒は釈放、あなたは懲役10年
c.あなただけが自白して相棒が黙認すれば、あなたは釈放、相棒は懲役10年
d.あなたも相棒も自白すれば、二人とも懲役5年
ここであなたはどうするのがよいのだろうか。
ただし、あなたは利己的に自分がよくなることだけに関心があるものとする。
これ楽しく説明しようと思ったんだけど、すんげー面倒な事に気付いたからいいや。
結論だけいうと、自分が一方的に戦略を変更すると自らが不利になることが互いにわかってるから、どちらも戦略を変更すべき動機を持たない安定状態は、自白する。
あ、全然説明しててたのしくねえ^^
あと、盗撮ビデオのやらせの見破り方とか(こいつ絶対参考資料でAV買ったに違いない)
空のパラドクスは哲学みたいだった。
世界は永遠の無常である、すべては虚妄である。
すべてが虚妄ならば、そのニヒリズム思想も虚妄。
ニヒリズムは自己否定的=大いなる矛盾
これが批判A
世界が空である以上、君の議論も空。
不確実なものではないかと反論者が主張するならその人はすでに世界が空である説を認めている。
再批判B
再批判Bは正しいかって話。
批判A
(仮定a.)
すべては虚妄、仮定aも虚妄、虚妄であるものは不確実、したがって仮定aは不確実。
再批判B
仮定aを「仮定」として提示したのでなく、主張として使用した。
批判Aは仮定Aを主張したわけでなく、仮に設定し、その論理の範囲内で何が結論として導かれるかシュミレートしただけ。
仮定aを主張したとすれば批判Aは虚無主義を認めたことになるが、批判Aは仮定aを「仮定」しただけなので、虚無主義の批判に成功している。逆に仮定aが偽である=「虚妄でないものがある」と仮定すると、不都合は起こらない、つまり虚無主義は反対の説に比べ不利だという証明。
何これ^^
簡単なことなのに、難しい言葉使われると頭よくなった気がする不思議^^
でもこれ面白いと思うんだよ。揚げ足取りなわけじゃないんだけど、しっかり論じてるあたりディベートっぽいから何か一人で白熱しました。
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数学全然わかんないんだけど、自然数nと性質Pをもつものの計算は楽しかった。
こういう風に数学ってやると楽しいんかもしれない。
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次の3つから特に近い関係にある二つをえらべ
「パンダ・サル・バナナ」
別に正解はないが思考パターンが西洋型か東洋型かわかります^^
西洋:パンダとサル。世界を分類のもとにみている。
東洋:サルとバナナ。世界を具体的場面に即してみている。
テラ東洋だったお^^
言語ではなく文化に起因する思考差と文化<言語に起因する思考差つうのは楽しい。
だけど興味なかったのはフーンてみてた。難しい^^五冊目終了。