ミッドナイトダーリンを追いかけて、
「誰を愛したのか知らないけど、ぼくの母は、ぼくを生み、自分好みに、ぼくを育てた。
母の父親、つまりぼくの祖父と、おもしろがって、ぼくを育てたように思える。
もちろん世間の荒波というやつをくぐりぬけて、大変な苦労をしてきたのだろうが、その苦労がちっとも身についていないのだ。
週末には化粧をして、派手なドレスを着て、ぼくに褒め言葉を強要した後、男と出かけていく」
ミツバがよき姉で、本当に本当によかったと思います。
精神があらぶっていたので、数年ぶりにえいみちゃんの本を読みました。
えいみちゃんの才能が半端ないと思う瞬間。
「どうして、このクラスてこうなんだろ。おれが政治家になるって宣言したことが、なんだって隣のセックスの話になっちゃうんだよ」
「だって、俺にとっちゃ隣のセックスのほうがうるせぇんだもん。ああ、なんで、人間は、ただれた性欲に身を任せるのだろう。おれ、出家して坊さんになろうかな」
このクラスから、なんと、政治家と坊さんが出る成り行きになってしまった。
昔は時田くんってやなやつだなあと思ってみていたけど、今はすごい格好よくて仕方ない。
6、7年って短いようですっごい長いのか。人一人の感性をかえてしまうほど!
私あんまり小説って読まないんだけど、本当にここまで二股と浮気を罪悪もなく美しくかける人を知らないなあ。
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