ていうか、わたしの萌えたところなんだけど、
家族ってどんなもんなのかなーって漠然と考えてる音くんに対して、レンちゃんが今までずっとあまりに自分の理想の親兄弟みたい感じで接してくれるから、漠然とレンちゃんと家族になりたいなーって思ってて、
でもレンちゃんの大事なところに触れたら、ちょっと崩れちゃいそうで、そういうの超愛していきたいな~ってずーっとずーーーーっと長い間思ってたんだけど、レンちゃんはのらりくらりと色んな人と恋愛してるから、自分が入りこむ余地なんかなくて、今までのまま一緒にご飯食べたりしてたんだよー。
もうこういう関係、大好き。
で、一方レンちゃんは、
普通に友達として接してたんだけど、ある時、家族の話になったときに、家族なんておぞましいよ、とかちょっとポロっと漏らしちゃって、あ、やべ、って取り繕うんだけど(この取り繕い方やばい可愛い)
んーおれ(家族いないから)わかんないやーってさらーっとながしたのがきっかけで、レンちゃんが目の色変えて、「あ、この子だ」って気付くの。
ていうのも、音くんはああいう風にみえてあんまり人に踏み込んでほしくないタイプっていうかあんまり心開いてなくてさ、だからその、本当に素のままの音くんをみたときに、あ、今許されてるなってレンちゃんが感じて、人から境界線の先に入っていいよ、入っておいで、って思われるのってこういう家族恐怖症の子たちにとってはすっごく嬉しいことなはずなんだよね。
そんでもって、レンちゃん自身が俺この子といたい、って思うようになって、大切にするのよ。
何より、彼は年上ってのもあるから、ずっと見えないいろんな所で、音くんというかすたりちゃんみんなを守って来ていてさ、ここもうほんと最高なんだけど、そういう寂しがり屋だけど、みんなのお兄ちゃんでいなきゃなっていうのが、もう元々真面目で優しい子なんですレンちゃん。レンちゃんあああ。
で、まあ、ありがちだけど、
芸能界に力を持っているおっさんに体の関係を迫られて、レンちゃん普通にかわそうとしてたんだけど、「イットキくんもいいよね」って言われちゃったもんだから、ひたすらそのおっさんを夢中にさせようって全身全霊で体捧ぐんだ。まさかのモブレン。
多分ボスがどうにかしてくれるはずだけど、音くんを守りたいと思っている自分からしてみれば、それで守って(やって)る、みたいな気分になりたくて、何年もその関係を続けて来ていたんだ。わたしもこれは絶対書きたかった奴だったから、超嬉しい。読めて超嬉しい。
ある日、音くんの成人の誕生日に二人で誕生日会してお酒飲むんだ。
音くんはもう日に日にレンちゃんが好きすぎてどうにかなっちゃいそうだったんだけど、お酒で二人して酔っ払っちゃったのをきっかけに、レンちゃんのキスマークが見えたので頭おかしくなって、今まで音くんがレンちゃんに対して思ってたこと(知らないおっさんとセックスしてること)を追求してみたりして、でもレンちゃんとしては音くん守ってるつもりだったけど、音くんにそれらを知られちゃって結構軽くショックだったのに、音くんは俺の大好きなレンが汚されてる!!って思ったら、気が狂いそうになっちゃって、レイプするのね。わたしも神宮寺犯したい。
それで偶々仕事が忙しくて互いに会えなくて、音くんはずっともやもやして罪悪感で死にそうになってるんだけど、レンちゃんは音くんとセックス出来たの超嬉しくて、早く会いたいなって思ってたから、わざわざ会いにいってさ、それで、音くんが超気にしてるの分かったから、あの日はなかったことにしよう今まで通りにしよう、って笑ってあげるんだけど音くんとしては、自分がやったことはおっさんと一緒で、もっとレンに拒絶して欲しかったのに、今まで通りおっさんとセックスすんのかよ!とか超キレちゃってやだなにそれかわいいもうしぬかわいい!
このすれ違いから、今会いたくないって音くんに言われてから、レンちゃんもう悲壮感いっぱいで、半分抜け殻みたいになっちゃうんだけど、それはまあ音くんも一緒で、
結局、音くんの雑誌のインタビューを見て、それが自分にあてられてるものだって感じ、自分の出たラジオ番組で、本人にしかわからないように公共の電波にのせて、音くんが好きだってことを伝えるの。もうこれ、が、すっごい神宮寺レン。完璧な神宮寺レンだった。どうすればいいんだろう…。それで、まあ、お付き合いしたり、セックスしたり、またこのセックスが最高に可愛いんだ。もうレンちゃんすっごいよくて、だって今までおっさんに抱かれながら音くんのこと考えてたくらいだからね。もう本当によさそうなの。最高だった。
っていうのを、何も考えずただだらだらと言葉にすると、ほんっとに、へえー…って感じの話なんだけど、文章とか構成力すごい。
ここまで小説でかけたら、わたしもきっと楽しいんだろうな。苦しみたくないな。
わたしは仕事中でこんなに長文かくくらい、すごかったってそれだけなんだけど、これすごい萌えた。出た。
ごめん、でもほんっとにいい小説だったから、つい。